忍者ブログ
房総は勝浦駅前、三日月の名前なのに気軽な宿「三日月イン」と、元気一杯な和食店「海鮮本陣 魚祭(うおさい)」から発信。 ここでは肩肘張らずに、当館(店)や勝浦・房総のちょっとした見所のご案内ができればいいなぁ、と思ってます。
[5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

日記担当めたぼ太郎です。

前回は飯縄寺をめぐって、波の伊八と北斎が、堤等琳を介してつながりました。
いよいよ今回、件の「神奈川沖浪裏」のモチーフになったとされる彫刻を見に行きましょう。

飯縄寺から車でおよそ30分、私の場合は迷うことプラス10分、いすみ市の内陸部に行元寺(ぎょうがんじ)というお寺があります。

話が少々脱線しますが、この行元寺は、徳川家御用彫物師、高松又八の彫り物が有名です。
高松又八は、江戸城や上野寛永寺・芝増上寺という名だたる城郭寺院にその彫刻を残したと伝えられてきましたが、ほとんどが戦災によって焼失してしまい、他の作品の存在が知られていませんでした。

行元寺のそれは、本堂の欄間と柱に装飾をほどこしたもので、西方の兵士のよろいの紋様をアレンジしたデザインあり、葵のご門あり、中国の紋様あり、そしてきじ(?)とぼたんの極彩色の彫刻・・・。柱も漆塗りです。痛みの激しかったこの欄間と柱は、ご住職や檀家の方の努力でそのきらびやかな装飾が復元されています。どことなくエキゾチックな香り漂うこの高松又八の彫刻も必見、ぜひ「続きは現地で」です。


さて、波の伊八に戻りましょう。

1806年頃、行元寺では、新しい客間の欄間の彫刻を伊八に依頼しました。ところが伊八は何も彫らず、お寺は気をもんでいました。ある日、伊八は何を思ったか住職に馬を借り、太東岬から海に入り、崩れる波の形を研究しました。帰ってきた伊八は、一気に彫刻を彫り上げました。

そう伝えられる作品が、これ、「波に宝珠」。

DSC_0424.JPG
欄間に外房の荒々しい波が見事に浮き上がってきます。欄間という枠に収まっているのが惜しいくらいの波。しかしこの枠からはみ出す、もっと大きな波が後ろに控えているんだろうな、と想像させてくれる波です。
この時代、波を横から、しかもこれだけ写実的に描く(彫る)手法はなく、その斬新さと技術が波の伊八の名をさらに高めたということでしょう。


実は同じ頃、葛飾北斎は木更津に出向いたとされています。北斎の師匠を介してつながった芸術家が2人。ご住職の話によれば、どうも久留里あたりで会って、一緒に行元寺へ、そして太東岬へ来たのではないか、とのこと。そこで北斎はこの波に宝珠も見たでしょうし、外房の荒波を生で見たことでしょう。(事情で、客間側しか撮影していませんが、)この欄間の裏側は、画像とは逆向きで、同じように荒々しい波が彫られています(ぜひ心の目で裏側を見てください)。そして、あの「神奈川沖浪裏」が誕生。

・・・どうでしょう。同じに見えませんか?

つまり、あの画の波は、伊八の波だ、とも言えるわけです。
北斎の波の大きさは、伊八の彫刻を見たインパクトの大きさ、ではないでしょうか。


※参考資料※
パンフレット 行元寺(行元寺作成)
毎日新聞 2008年1月3日付 千葉版

※画像掲載に関して※
ご住職様のご厚意により撮影、掲載させていただいております。写真はヘタですが、被写体の性格上、転載・2次利用はできません。



≪三日月本館(三日月旅館) 宿泊予約のサイトのご案内です!≫

※三日月本館(三日月旅館)はご案内の通り、勝浦駅前の旅館です。海沿いの勝浦ホテル三日月をはじめ各ホテル三日月とお間違いのないよう、ご予約ください。


三日月本館(三日月旅館)のホームページから、インターネットで直接宿泊予約ができます。
ご利用は、まずインターネットの画面から会員登録をしていただき、その後で実際に日にち、人数、宿泊プランを決めて予約をするという流れです。
※会員登録だけでは予約は完了しません。ご注意ください。


≪↓↓↓ご利用はこちらからどうぞ↓↓↓≫
http://www.mikazuki.co.jp/m-ryokan/plan.html


※ご予約で安心して、実際にお出かけするのをお忘れなきよう、ご注意くださいね。
PR
日記担当めたぼ太郎です。

いつの間にか1,000アクセスを突破しました。
ご愛顧いただいた皆様に、この場を借りてお礼申し上げます。
今後ともよろしくお願いします。


今日は、出勤途中で遭遇した道路工事のご紹介。ごくごくミクロな交通情報をお送りしようと思います。
SLの走る日も、もしかすると、公共の交通機関のほうがいいかもしれません。
もちろん、当日工事をお休みしたり、それまでに完工する可能性もありますが。

【工事箇所~いずれも勝浦市です~】
◎国道128号線 興津バイパス ミレーニア勝浦入口~興津付近
  橋の補修工事 片側交互通行
◎同 清海小学校交差点付近
  舗装の補修工事 何か規制したい・・・という意志は伺えるものの、今日は規制はなし。
◎同 吉尾付近
  トンネル補修工事 片側交互通行
◎同 串浜大橋際交差点付近
  電気工事 旧道方向へは通行止め

※あくまで、今日、私の通勤時間帯に見た限りです。走りながらなので、誤り等ありましたら、ごめんなさい。

お出かけの際はご注意ください。

次回更新は、波の伊八・・・の予定です。
日記担当めたぼ太郎です。

朝は小雪がちらついていました。寒い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。

ここ3回、波の伊八特集が続いた(当社比)ので、ここいらで一息いれましょう。

来週1月25日から27日まで、勝浦→館山間で「SL南房総号」が運転されます。
昨年はデスティネーションちばキャンペーン(観光キャンペーン)で千葉-木更津-館山間で運転されたので、県内では2年連続になりますが、今回は外房線を経由して、なんと勝浦までやってきます。

sl1.jpg
今日は本番前の試運転があり、赤いディーゼル機関車が青い客車とSLを引っ張って、12時に勝浦駅にそろりそろりと到着しました。
行き(館山から勝浦)はディーゼル機関車が引っ張り、帰り(勝浦から館山)はSLが引っ張る格好です。画像は到着間もない勝浦駅での様子です。

このSLは、デゴイチの愛称でイベントに活躍中のD51型。黒く鈍い鉄色のボディはピカピカに磨き上げられ、重厚さを際立たせています。蒸気機関車は生き物だ、という人がいますが、寒空に白い蒸気をはく姿を見ても、なんとなく納得です。石炭くべた時の煙はもっとすごいんでしょうね。
きっと沿線はカメラの砲列でしょう。ぜひ撮って、乗ってもみたいものです。

ちなみにこの「SL南房総号」は全車指定席とのことです。詳細な時刻、指定券などについてはJRにお問合せください。

というわけで、駅前立地の三日月本館からお送りしました・・・いやいや、そこで終わっちゃいけません。これからが本題です。

1月25日から27日までの3日間、海鮮本陣  魚祭に加え、焼肉 三日月苑も、特別メニューで11:30~14:30、ランチ営業いたします。なんといっても、勝浦駅前ロータリー脇です。電車を降りて、当館まで徒歩79歩。乗る前でも、駅まで1分かかりません。近くで汽笛を聞きながら。交通至便です。
多少混雑が予想されますが、SL見物の行き帰りに、是非ご利用ください。
日記担当めたぼ太郎です。

飯縄寺(いづなでら)詣での続きです。
tenjo.JPG伊八の「波に飛龍」を正面にして上を見上げると、見事な組み木の天井です。そしてその中央に、ちょっと写真では見づらいですが、龍の墨絵が描かれています。
この墨絵の作者こそ・・・
なんと・・・
実は・・・ (ひっぱり過ぎ)
北斎に大きな影響を与えた師匠、3代目堤等琳です。
この堤等琳は、伊八と同時代に活躍した画家ですから、飯縄寺の本堂の改修に一緒にかかわり、この画を描いたということでしょう。そこで感銘を受けて、北斎に話したんでしょうか。

「北斎くん、あの伊八さんの波、すっごいよ。一度見てごらんよ。」
「師匠、この目で見てみたいっす。ぜひ伊八さんにも会わせてください!」

なんて会話があったんでしょうかね。
rittai-botan.JPG
ともあれ、北斎と伊八、間接的でやや変化球気味ですが、無事つながりました。

左写真は本堂の外で見た、伊八作と伝えられる牡丹の彫刻です。
この立体感・生命感(という言葉があるかどうかはさておき)、やはり一見の価値、あります。

そうはいっても、皆さん、私のつたない写真でもどかしいこととお察しいたします。

ぜひ、続きは現地で。マイナスweb2.0。
ご自身の目でお確かめください。きっと、感動と興奮と・・・“プライスレス”です。

というわけで、アクセスのご案内です。
最寄駅はJR外房線太東(たいとう)駅、タクシーで約5分、徒歩では太東岬方面へ約30分です。
特急停車駅の上総一ノ宮駅からですと、タクシーで15分ほど。
お車では、国道128号線、灯台入口交差点を太東岬方面へ曲がり、すぐです。駐車場もありました(詳細は現地観光協会等にお問合せください)。当館からですと約45分です。


さあ、次は海を離れ、山へ探索の手を伸ばそうと思います。

※参考資料※
パンフレット 天台宗 飯縄寺(飯縄寺作成)

※画像掲載に関して※
ご住職様のご厚意により撮影、掲載させていただいております。
私の下手な写真そのものについては、相変わらず芸術性・希少性は見出せません。
が、被写体の性格上、転載、2次利用はできません。あしからずご了承ください。



≪三日月本館(三日月旅館) 宿泊予約のサイトのご案内です!≫

※三日月本館(三日月旅館)はご案内の通り、勝浦駅前の旅館です。海沿いの勝浦ホテル三日月をはじめ各ホテル三日月とお間違いのないよう、ご予約ください。


三日月本館(三日月旅館)のホームページから、インターネットで直接宿泊予約ができます。
ご利用は、まずインターネットの画面から会員登録をしていただき、その後で実際に日にち、人数、宿泊プランを決めて予約をするという流れです。
※会員登録だけでは予約は完了しません。ご注意ください。


≪↓↓↓ご利用はこちらからどうぞ↓↓↓≫
http://www.mikazuki.co.jp/m-ryokan/plan.html


なお、当館にご宿泊いただいたお客様には、勝浦ホテル三日月(当館から約400m、徒歩5分)のアクアパレス・展望温泉の入館料をサービスいたします(アクアパレスのタオル代等の実費は別途ご負担ください)。
日記担当めたぼ太郎です。

前回は波の伊八の生誕の地を訪ねました。
いよいよ今回、その作品について見ていきたいと思います。

やってきたのは、九十九里浜の南端、太東岬のほど近く、飯縄寺(いづなでら)。開基から今年でちょうど1200年という古刹です。伊八は、この飯縄寺の本堂の再建(1797年、寛政9年)におよそ10年間、彫刻だけでなく総合的に関わったといわれています。

歴史のあるお寺だけあって、仁天門は銀閣寺のようなつりがね型の窓が特徴的な室町時代の様式で作られていたり、楼門にうさぎの彫刻があったり。境内の池もただの池だと思ったら大間違い。「古池や 蛙飛び込む 水の音」の芭蕉の句はここで詠まれたというトリビアまで、出るわ出るわの出血大サービスぶりです。

さて、伊八に戻りますと。
本堂の中に欄間に、伊八の代表作のひとつに挙げられる作品が残されています。

menkyo-kaiden.JPG中央の「天狗と牛若丸」。京の鞍馬で天狗から武術を教わった牛若丸が、免許皆伝を受けるところだそうです。
正面からの画は、パンフレットや美術書でも見られます。ここでは実際に私が見てきましたので、別アングルから。

見てください、この立体感。これ、なんと、1枚の板から彫られているんです。天狗のうちわや、松の木の繊細さはどうでしょう。

美術に疎い私でも、すごい(←小学1年生の読書感想文でももっとマシな言葉があるでしょうけれど)、と思いました。

namimaniryu.JPGこちらは上の「天狗と牛若丸」の左右にある「波と飛龍」。龍のひげの細さが芸術的・・・いや、芸術そのものなんですけどね。

ここに至って、ようやく波の彫刻がご登場、ということになるわけですが、なるほど、惹き寄せられる感じを受けます。よく見る青海波(せいがいは・よく着物や正月のかまぼこの包装紙に描かれているさざなみ)が飾りの波だとすれば、こちらは生きている波だと言えると思います。

ここまで紹介して言うのも変ですが、この彫刻はぜひ現地でご覧いただきたいと思います。
最近コマーシャル等で流行の「続きはwebで」という流れに逆行する、「続きは現地で」のご提案です。

その理由は、この彫刻が単体で鎮座しているわけではなく、天井の組み木の複雑さや、梁の彫刻等も含めて見て、ご住職の御話を伺って、はじめてその全貌がわかるからです。木を見て森を見ず、では勿体無い。掛け値なしにそう言えます。
なにしろ、江戸時代には「和泉詣」といわれ、わざわざ江戸からこのお寺に参拝する風習があったくらいです(実際に、江戸時代、現在の日本橋小伝馬町付近の方々からおさめられた賽銭箱が残っています)。


文字が多くなったので、この辺で次の記事に移りたいと思います。はたして波の伊八と北斎との接点とは?

※参考資料※
パンフレット 天台宗 飯縄寺(飯縄寺作成)

※画像掲載に関して※
ご住職様のご厚意により撮影、掲載させていただいております。
私がご覧の未熟な腕で撮影しているため、写真そのものに芸術性・希少性は微塵もありません。
が、被写体の性格上、転載、2次利用はできません。あしからずご了承ください。



≪三日月本館(三日月旅館) 宿泊予約のサイトのご案内です!≫

※三日月本館(三日月旅館)はご案内の通り、勝浦駅前の旅館です。海沿いの勝浦ホテル三日月をはじめ、ホテル三日月とお間違いのないよう、ご予約ください。


三日月本館(三日月旅館)のホームページから、インターネットで直接宿泊予約ができます。
ご利用は、まずインターネットの画面から会員登録をしていただき、その後で実際に日にち、人数、宿泊プランを決めて予約をするという流れです。
※会員登録だけでは予約は完了しません。ご注意ください。


≪↓↓↓ご利用はこちらからどうぞ↓↓↓≫
http://www.mikazuki.co.jp/m-ryokan/plan.html


※ご予約して安心してしまって、ご旅行をお忘れなきよう、ご注意ください。


忍者ブログ [PR]
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
最新コメント
[01/03 たらこ]
[01/02 マンジン]
[11/12 めたぼ太郎(2代目)]
[11/09 マンジン]
[01/15 めたぼ太郎]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
めたぼ太郎(二代目)
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
カウンター
お天気情報
フリーエリア
フリーエリア
フリーエリア